つれづれ日記

ヴァイオリンの音色に包まれて

物理学とヴァイオリン1

今日、NHK(BS)で「神の数式」という番組をやっていました。

「あらゆる自然現象は、最終的に一つの数式で説明できる筈」ということを
追い求める物理学。その発展の歴史を簡潔に纏めた番組でした。
人間は随分と進化したなーと思うのと同時に、色々と考えさせられました。

物理学は、仮設理論を立て、検証・観察するという繰り返しです。
今更ながらこういう作業が好きだったんだと気づきました。
大学生ぐらいの時に宇宙誕生の仕組みを、色々と考えたりしていましたので。

それとヴァイオリンが面白いと感じる理由も解りました。
自分で上手に演奏する仮設(理論)を立て、実践(練習)し、観察する。
それをひたすら繰り返す。この作業が出来るんです。

ピアノは内部構造が隠蔽されて画一化されていて、表面的には鍵盤を叩くだけです。
結構長く習っていましたがイマイチつまらなかった理由かもしれません。

クラリネットもやっていましたが、他人の口の中も自分の口の中も見えません。
一番、音を出す上で関係する箇所が見えないのです。

でもヴァイオリンは全て見えるので観察出来ます。
そういうところが面白いのだと思います。
また、色々な人の説明が物足りなく感じるのは、どこか説明が足りていなく感じたりするからですね。
物理学で良い理論はシンプルな数式で表されるということに似ているのかもしれません。

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