先日、弓選定のプロの方にアドバイスを聞けました。
今の弓は固すぎるので、
もっと柔らかい弓にすることを考えると伝えると、
色々とアドバイス頂けました。
・楽器はフランスの年数が経っているものなので、
弓も同じ年代のものにするのが良いかも。
・楽器の裏板がかなり薄く、平らで、重量がかなり軽い。特徴的。
軽い楽器には軽い弓を合わせるのがセオリー。(57gぐらい?)
・柔らかい弓が良いのであればスワンヘッドはお勧め。トルテモデル。
・柔らかい弓が良いのであれば、色は薄い色の弓が良い。
色が濃くなると重量が増える。
・張っている弦(ラーセン・イルカノーネ)は最近イタリアで流行ってきている。
かなり柔らかい弦なので、これ以上柔らかい音にするのは困難。
ヴァイオリンの状態はベストと考える。正直、弓が本体と合っていない。
・バイオリンの駒は薄くても問題ない。薄い方が好み。
・弓の横の弾性があるのにボーイングがブレるのであれば、
弓が柔らかいせいではなく、技術の問題。
・ボウイングは凄く綺麗で安定している。
これであれば変な癖がないので、いつ買い替えても問題ない。
・恐らくヴァイオリン本体も買い替えたくなると思うので、
今と同じぐらいの価格帯で柔らかめの弓に替えることをお勧め。
・優しいボウイングなので、縦の圧は強すぎない柔らかめの弓が合うと思われる。
弓は細い方が良い。
低弦を弾く時は背中を固めて、圧を掛けすぎないように弾くと良い。
・優しく柔らかい音であれば、杉藤のセンシティブシリーズがお勧め。
アルコールランプの熱で曲げ加工するのでは無く、削り出しの段階から曲げて作成する。
捨てる木が多くなるので贅沢な作成方法、この作り方をしている会社は杉藤だけ?
返しで音が繋がりやすい。ただし圧力で音を大きくし難く、スピードで大きくする必要がある。
かなり色々とお話しが聞けたのですが、
センシティブシリーズなんとなく合わない気がするのでパスです。
試奏したのはSⅢというモデルでしたが、柔らかい音で良いのですが、
もう少し芯があるというかコシがある感じが欲しい。要は普通の弓の方が良い気がしました。
でもやはり早めに柔らかめの弓を探すことにしようと思います。